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2021年01月31日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 山里は 冬ぞ寂しさ勝りける(源の宗之)

大寒も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。特に山里は雪が多いようです。家に自粛していると手持ち無沙汰で、W氏に頂いた百人一首でもと開いてみました。

♫ 山里は 冬ぞ寂しさまさりける 人目も草も 枯れぬと思えば  源の宗之作

宗之は、平安時代中期の官僚、歌人で 光孝天皇のお孫さんです。丹波、摂津、三河、相模、伊勢 などの国司に赴任し地方行政に貢献したそうです。官位は、従四位下 右京太夫で あまり高くはありませんでした。

こんなエピソードがあるそうです。大和物語に、自分の官位が低いので 宇多天皇に愚痴をこぼしたところ 宇多天皇が、伊勢の国から取り寄せた 海松という、石のついた海藻を送ったところ 宗之は 【沖の風 吹井の浦にたつ浪の なごりにさへや 我はしずまぬ。】 と 和歌で返しました。内容は、波は、吹井の浦から、押し寄せますが 石のついた海藻では 底に沈んだままで、波打ち際までも、たどり着けません。こんな意味の愚痴をこぼしたそうです。宇多天皇は、意味が分からず あ、そう と言ったとか、言わないとか。今秋末から、また寒さが厳しくなるそうです。風邪などお召にならないようにご自愛ください。     小林昭男

2021年01月26日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 美しい日本語を理解しましょう。

武官コロナウイルスに振り回された一年がまだ続いています。そしてそれに付随して 新しい英語の単語が一世を風靡しています。
ヒューマンファクター、セクシャルマイノリティ、ツーリトルツーレート、トリアージ 後期高齢者の私は今、覚えようとは思いませんが コロナウイルスの流行予測もできない 馬鹿学者の方々が テレビや新聞で 騒いでいる言葉です。
前にも書きましたが、日本国内で、日本人に話しているんです。なぜ日本語で 言ってくれないんでしょうか。訳せる言葉は訳し もっともっと日本語を 大切にして頂きたいものです。
そんな事よりも、最近、気になっている日本語で、間違った解釈をして居る言葉があります。
① 気が置けない。 ✖何を考えているか解からないので、警戒。
  〇 気を使わなくて、安心して付き合える。
② 情けは人のためならず。 ✖情けを掛けることは その人のた
  めにならない。  〇相手に情けをかけると、回り廻って
  自分に返ってくる。
③ 他山の石  ✖他の山にある宝、つまり他人のよい所をマネ
  する。  〇自分の劣っている所を、自分より劣っている人
  の言行を見て、精進すること。
英語や、ドイツ語も大切ですが、まず、日本語から正しく 理解することも大切だと思います。                        小林昭男

2021年01月23日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 自然は春の準備をしています。

一月も半ばを過ぎて 今が一番寒い時期でしょう。私が散歩する 山梨学院大学周辺も冬、真っ盛りです。十朗川も 枯れ葉で茶色、緑を誇った土手もこの通りです。
ケヤキはすっかり葉を落とし、栴檀の実は、カラスやヒヨドリの餌食になり、黄色いジュウタンを敷いたようです。
大寒も過ぎ、10日ほどで立春です。我が家の小さな箱庭も 長い冬眠に入って居ます。でも、目を凝らしてよく見ると なんの、なんの 牡丹の茎には、しっかりと赤い新芽が バラも、松も しっかりと新芽を用意して 春を待っています。
朝が来ない夜はなし、春が来ない冬はありません。日照時間もかなり伸びてきました。武官コロナウイルスを早くやっつけて いつもの春を迎えたいものです。
私たちの先輩は 天然痘も、日本住血吸虫も、結核も 勝利してきました。必ずコロナウイルスを退治できると信じて もう少し我慢して 頑張りましょう。
小林昭男