令和4年6月23日 入梅も真っ最中、うっとおしい日が続いています。特に歳を重ねると、色々することが おっくう(億劫)になります。庭の草と採りも、散歩さえも 億劫になってきます。でも、億劫と、面倒は 意味が違うそうです。面倒は、煩わしくて 何もしたくない、ですが 億劫は、気が乗らないとか、落ち着いてやっていられない、などに使う言葉です。
億劫の語源の 【一劫】の意味は、天女が、100年に一回、天から降りて来て 衣で、山の岩を撫で、その岩山を (平らにするまでの時間)を言うそうです。その時間の一億倍ですから とんでもない時間ですね。それは誰だって、気乗りがしませんよね。
こんなことを思いながら 散歩していると アスファルトと 壁の間から、松の芽が出ていました。感心しながら家に帰ってみると、かわいいピンクの花が 咲き始めています。名前は解りませんが毎年、この場所で ささやかに咲いて 私の心を和ませています。小林昭男