2018年08月06日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) いろいろな機能を駆使して生きてます。


暑い日が続いていますが、南アメリカ赤道直下から、南ペルーからアルゼンチンに生息している 大アリクイのお話です。動物はいろいろな方法で 体温調整をしています。ゾウは耳の裏の 血管に風を当て、体温を下げたり、熱い地方の動物は 尻尾を太く、長くして、体のバランスを取ったり、熱を 放出したりします。

また、寒い時は、血管を収縮さて、体温を逃がさない様にします。
南米の大アリクイは、体温を調整する 巧妙な仕組みを持っています。まず、尾と、足の付け根に ワンダーネットなる機関が有り、動脈と、静脈が絡み合っていて 心臓から来た熱い血液と、足先や、尾の方から来た 冷たい血液と 熱交換をします。心臓に帰ってくる血液は、常に温かく、効率よく 体温維持できています。又、フサフサした、尻尾は、眠るとき体に 巻き付け保温の 役目もします。
鋭い爪をもっていますので、つるはしでも壊れない アリ塚などを壊し 主食のありを、60cmも伸びる舌で からめとり 一日3万匹のアリを食べています。但し、一つのありの巣を半分くらい残し、次々と 別の巣のアリを 食べていきます。いい加減だからでは有りません。残ったアリが、又巣を作れる様に 残しているのです。
細くて長い鼻、鋭いかぎ爪、ふさふさの尻尾、ワンダーネットの血管、いろいろの機能を駆使して、草原を生き延びています。  フレンズ小林