2020年03月14日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) お駄賃の時代が懐かしい

私が小学校の頃、母が作った料理を 近所の田中さんや、西山さんに 持っていきました。すると、そのおばさんは、お皿を きれいに洗い、アメやお菓子を私の手に(これはお駄賃だよ)と言って載せてくれました。
今では核家族が多くなって、近所付き合いが 少なくなりましたが、当時は、お風呂を沸かしたから 入りにこうしとか、ワラビを採って来たから食べろしとか言って 近所の交流が盛んでした。
ご近所から頂き物をすると、必ずお駄賃をやったものです。
お駄賃が楽しみで、母から用を頼まれると 姉と喧嘩してまで、使いに行ったものです。
昔はどこの家でも、カギはかかって無く 他人の家に入っていきましたが、今ではどこのお宅でも、施錠してあり、入っていけません。ましてや、マンションなんか、隣にいる人さえ 知らないことが 良くあります。
現代では、(お駄賃)と云う言葉さえ、死語になってしまいました。現代社会は忙しく、合理的になって、都合がいい反面 少し 寂しい気がするこの頃です。
小林昭男

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