先日、東京へ所用があり、特急あずさに乗り出かけました。出かける前にあらかじめ、行き帰りの車内で読める本を家で選びました。 結果、2時間ほどで読了でき、感動もあり、私のチョイスは正解だったと読書後、満足しました。

その本は、「ちょっと今から仕事をやめてくる」　著者　北川　恵海。

社会に出たら誰でもある様々な苦労、ああわかるわかる、と社会人なら共感できる箇所がいくつもでてきます。想像しやすい描写がすいすい頭に入ってきたのも、良かったです。

理不尽な上司からの毎日の罵声、初めての就職ゆえの慣れない仕事、ブラック企業で働き、精神的に参ってしまっていた主人公隆。ヤマモトなる人物の言葉に励まされ、やっと前を向いていけるようになった時、事件がおきます。

深く悩んでる時、どうしても周りが見えなくなってしまいます。そんな時、ヤマモトのように助け出せればいいのでしょう。もしも、自分の息子や娘が主人公のように悩んでしまってどうしようもなくなった時、私は全力で救いだしたいと思いました。そして「働く」とは「人生」とは、どういうことかを考えました。

まあでも、新入社員が半年で啖呵を切って辞める、のはいかがなものか、とは思いました。辞めるのは自由ですが、啖呵を切るのは違うような気がしました。

(株)泰栄企画　工藤でした 🙂