2022年03月06日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) アークトウルスを東の空で見よう

令和四年306日 啓蟄も過ぎて 寒さもかなり緩んできました。夜空9時、東の空に 薄黄色に輝く 大きな星があります。牛飼い座アークトウルス一等星です。

北北東に 北斗7星が、斜め縦に見える、柄の部分の、延長線上にあるアークトウルスは、太陽系から 37光年にある 赤色巨星です。明るさでは シリウス、カノープスに次いで明るく輝いています。東の中段には 一等星がないのですぐわかります。

この線(北斗七星の柄の部分~アークトウルス、さらに延長するとおとめ座のスピカ)を 春の大曲線といって 他の星を探す目安になっています。

表面温度、3700℃ 星としてはかなり お年寄りですが、毎秒、おとめ座方面に 毎秒140km接近しているので、5万年後には おとめ座のスピカと 夫婦星になるかもしれません。

アークトウルスは、日本では、6月ころ、日が暮れる頃 真上に来ますので、麦刈り星、五月雨星(さみだれ)、などと言っています。  小林昭男