いつもの年なら、梅雨は明けていますが 今年はやっぱり異常ですね。二十日ころからは夏休み、山梨は山ばかりで 海が無いので、子供たちは、休みに入ると 毎日海に行くことを ねだって来ました。8月に入ると 土用波が高くなるので、7月中に必ず 海に行きました。三人の子供たちは 小学校の頃は、クルマの中で海の歌を唄っていました。
♫♫ 海は広いな大きいな 月は昇るし、火は沈む。
海は大波 青い波 揺れてどこまで 続くやら。
最初のうちは、静岡県の伊豆半島や、静波海岸でしたが 四、五年生になってからは 日本海の、三国海岸や、三方五湖などに連れて行きました。
♫♫ 松原遠く 消えゆるところ 白帆の影は 浮かぶ
干し網、浜にたかくして カモメは低く 並みに飛ぶ
2泊して帰る頃になると、長女は泣いて あと一日と言っては困らせました。それで次の日は、犬山城や、岐阜城、等の お城回りをしたことが 懐かしく思い出されます。
♫♫ 明日浜辺をさまよえば 昔のことぞ偲ばれる
風の音よ 雲のさまよ 寄する波も 貝の色も。
唱歌、童謡 最近、懐かしく思い出されます。少し愁いに満ちた音色 飾り気なない、素直な言葉 心から 穏やかな気持ちになります。 小林昭男
写真:福井観光協会の写し