2021年07月09日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 与謝野晶子の情熱の和歌

まどの外は、ジメジメ、しとしと陰湿な 雨が降っています。会食も、友達付き合いも 断って家にこもっています。この状態では身も心も 老化が進みますので、与謝野晶子の 血が燃えるような 和歌を今、詠んでいます。
【春みじかし 何を不滅の命ぞと 力ある乳を 手にさぐらせぬ】
人生の盛んな時は短いものです。不滅の命をなどと、馬鹿なことを思っているのですか。この熱い肉体こそが、人生すべてです、さあ、熱き乳房を探ってください。 こんな情熱に満ちた詩です。  もう一つ
【柔肌の あつき血潮に触れも見で さみしからずや 道を説く 
 君】 俵万智さんは こんな解説をしています。 
こんなに燃えている肌に 触りもしないで 文学や、短歌の理論を真剣に 語っているあなた、燃える肌を 抱きしめもしないで、人生を 語り続けるあなた 寂しくはないのですか。)
与謝野晶子と言えば、君、死に給う事なかれで 有名ですね。 あの戦争の真っ最中に、堂々と本音を うたい上げた度胸には 感心してしまいます。今の、の政治家も、見習ってほしいものです。   小林昭男