2018年08月02日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 勝沼町大善寺は国宝です。


山梨県の勝沼町は 甲州ブドウの産地です。甲州市勝沼町にある 大善寺の古文書によれば、奈良時代(713年)行基上人が 柏尾山の 日川渓谷で修業をした時 夢の中にブドウを持った 薬師如来が現れ、それを基に 薬師如来像を、大善寺に 奉納した旨が記されています。甲州ブドウの始まりは、これをものに 行基上人が村人たちに ブドウの栽培を教えたと言われています。本尊の 薬師如来像の持ち物は 紛失してしまいましたが、現在はブドウを持った 姿に復元されています。こうした由来と、昼と夜の温度差が有る乾燥した気候で 品質の良いブドウが収穫され、勝沼は ブドウの一大産地になったと 言われています。現在は、寺内でワインの醸造もし、参拝者に出していますので、大善寺を、ブドウ寺とも 言っています。

鎌倉時代には、幕府の援助で、本堂を再建したり、戦国時代(1550年)当時の領主小山田氏は、家族で参拝していました。しかし 天正10年(1582年)織田、徳川軍の甲斐侵攻に際し 武田勝頼は本拠の新府城から、小山田信茂をを 頼り 大月の岩殿城にむかう途中、この大善寺で 信茂の寝返りを知り 日川をさかのぼり、天目山で 一族自害し滅亡しました。
また、1868年新鮮組、近藤勇は江戸から甲州街道を甲府に向かう途中 大善寺付近で、官軍側の攻撃に合い 敗退した場所でもあります。(甲州勝沼の戦い)
フレンズ小林