2014年11月19日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 四季のある日本の自然

私が毎朝散歩する、十郎川の岸辺にも秋から冬へと季節が移って行く事がわかります
夏鳥たちが南へ帰り、冬鳥のカモ類がたくさん飛来しました。
昭和43年 日本で始めてノーベル文学賞に輝いた 川端康成が 受賞記念講演で
『美しい日本の四季』と題したスピーチで
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬ゆきさえて 涼しかりけり。と 道元禅師の和歌を
紹介し 日本の四季の移り変わりの美しさ、を強調いたしました。
古来から日本人は この雄大な自然を神になぞらえて 生活の中に溶け込んで来た
ような気します。太陽からはじまり 大きな山、何千年の木、などを 神と奉って尊敬し
あがめ、祭って 生活の一部として共に溶け込んで来たような気もします。
しかし、明治に入り欧米の文化が入り 自然を nature(ネイチャー)と訳されて ニュ
アンスが 少し変わったような気がします。
西洋的な自然は 有るがままの景色、人が入らないほったらかしの地域の様ですが
東洋的の自然の考えは 宗教的、神聖な力が 常に働いているような気がします。
いずれにしても 自然と共存し、あるがままの美しい姿を いつまでも残したいものです。
フレンズ 小林