子供の頃は天の川が良く見えましたが、今では高い山へ登らなければ見えま
せん。2000億個以上の恒星が創る嶋宇宙、レンズ方をした島宇宙には
感動します。日本では、天の川、中国では銀河、ヨーロッパではミルキー
ウエイと言っています。ギリシャ神話によると　数々の成果を成し遂げた英雄
ヘラクレスが誕生した時、強い子に育つように両親が、大神ゼウスの妃、ヘラ
女神のお乳をのませました。ヘラクレスが凄い力でお乳を吸ったものだから
ヘラ女神は痛さに耐えられず、思わず突き放した瞬間　お乳が勢いよくほとばり
出て、天の川になったと伝えられています。夜10時ころ、北上空に北斗七星が
ヒシャクをひたむきに見えますが、ヒシャクの柄の部分を延長すると、橙色に
輝く、牛飼い座の一等星アークトウルスが見え　そのまま延長するとおとめ座
のスピカが青白く輝いています。これが有名な　春の大曲線です。
アークトウルスは地球から37光年離れ、表面温度は約4000℃ですから、オレンジ
色に見え、スピカは22000℃で、260光年離れています。表面温度が高いので
青白く見える訳です。この距離はスペースシャトル到着するには959万円かかる
そうです。宇宙の大きさが解りますね。フレンズ小林
右：アークトウルス　下：スピカ