2020年07月04日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 太田道灌を見習って

またまた大臣の失言が有りました。西村経済再生大臣が切れていました。切れたいのは国民です。武漢コロナが収まらないのは 国民の責任、これ以上増えると 手のうち様がない、今度は脅しですか。大臣、情けない。
【七重八重、花は咲けども山吹の 実の(蓑みの)一つだに無きぞ悲しき】ご存知、太田道灌が 生き方を一変した詩です。
太田左衛門大夫持資 のちの太田道灌が タカ狩りをしていた時 急の雨に 近所の古びた 武家屋敷に蓑(みの)今で言う傘を 借りに行った折り 家の中からうら若い少女が 一通の文と 山吹の花を手渡されました。太田道灌は『花を求めるに非ず』と怒って城に立ち帰ったそうです。後で家臣から この文章は詫び状だと聞かされました。つまり こんなに艶やかに 咲いている山吹には 実がならないの蓑(みの)を掛け合わせた、素晴らしい詫び状だったんです。
道灌は大いに恥じて、その後素晴らしい歌詠みにもなり 1457年、25才の若さで 江戸城の縄張りをしたそうです。
西村大臣 文武両道、経済再生も重要な課題です。それと同時に皆、我慢に我慢を重ねて頑張って居ます。開きなおる気持ちも 解りますが、一般のサラリーマン、中小企業の皆さん、一日、一日の日銭商売の人たちは開き直れません。生きて 行けないのです。
日本の昔に活躍した 偉人伝でも読んで、もっとおおらかに楽しく 仕事をしたら如何でしょう。東京大学、メリーランド大学院、通商産業省、衆議院議員とエリート街道をまっしぐらに 進んできたんですから。  あと一つ道灌の詩を。
【我が庵は、松原近く海近く 富士の高嶺を 軒端にぞ見る。】
小林昭男