2019年12月02日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 宵の明星金星、夕方日の入り直後に見えます。

         これだけ気温が  下がってくると、晴れた夜空は 透き通るほど 綺麗に見えます。昨日の西の空、金星が輝いていました。日没後、西南西の空低く 10カラットの ダイヤモンドの様でした。(̠̠-4.7等星)太陽に近いので、太陽と共に 消えてしまいます。日没、直ちに見るのが 良い様です。
金星の大きさは 地球と同じくらいで、惑星としては すぐ近所ですが、天国と地獄くらい 違っています。 地球の大気は窒素、酸素が主成分ですが、金星は二酸化炭素の大気に覆われ、その上空は 濃硫酸の雲があり 硫酸の雨がいつも 降っているそうです。 硫酸の雲は、太陽光線を反射するので 地球から見るとギラギラ輝いて見えます。また、二酸化炭素の大気は 太陽熱を吸収するので、表面温度は470℃も有り 地球は1気圧ですが、90気圧も在って ほとんど地獄状態です。 金星の上空は、スーパーローテーションと言う、高速の風が 時速400Kmで 吹きまくっているそうです。 遠くから見ると、綺麗で神秘的に 光って居ますが、とても恐ろしい 地獄絵の様だそうです。星空は、遠くから、夢を見る様に 眺めるのが、良いではないかと思います。 (国立天文台情報センター資料参照)  小林昭男