2019年11月27日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 小倉山、峰のモミジ葉 心あらば


テレビや、NSNの便りも 晩秋から初冬の 景色が多くなりました。       【小倉山 峯のモミジ葉 心あらば 今、ひとたびの 美幸またなん。】 関白太政大臣、藤原忠平の和歌です。 現代風に言うと、小倉山の紅葉の葉よ もし、人間の心が解るならば 天皇がおいでになるまで、その美しさを失わないでくれないか。と言う意味ではないかと 思われます。 藤原忠平は 宇多天皇~醍醐天皇~朱雀天皇に仕えた公家です。兄時平が、左大臣、菅原道真が、右大臣でしたが 道真が失脚し 兄、時平が亡くなったので 右大臣に出世し 後、太政大臣、関白と 昇りつめ 朱雀天皇を補佐したそうです。 若い時から秀才で 朝廷が依頼した占い師は 朱雀皇太子は、美貌すぎる、兄、時平を見て、知恵が有りすぎる、道真を見て才能が有りすぎる、と言い 忠平を見て 神識才能すべてよし、長く朝廷を支えよと 言ったしうです。 特に 宇多天皇は忠平を好み、皇女順子を娶らせたと 言います。   小林昭男