2021年05月04日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 小倉百人一首 ホトトギス

                    今年は例年より温かいのか、ツバメ、カッコウ、などの渡り鳥が少し早く飛来しています。ツバメは川の泥で 巣造りを始めています。
♬ ホトトギス 鳴きつる方を眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる♬ 後徳大寺左大臣
小倉百人一首は 平安時代の末期から 鎌倉時代の初めに生きた 歌人藤原定家が 息子の嫁の父君 宇都宮蓮生に 「別荘の障子に飾る和歌を100首選んでくれませんか」と依頼された和歌です。京都の小倉山荘で 時代順に 色紙に書きました。
選ばれた和歌100首は 飛鳥時代の天智天皇から 鎌倉時代の順徳天皇までの 数百年の間の和歌です。
天皇、公家、お坊さん、宮中に仕える女官など 様々な人達の歌です。ですから、恋の歌、自然の歌、特に上流階級の人たちが感ずる 哀れの詩が多いようです。
この歌も、シンプルのようですが 夏にしか顔を出さない ホトトギス 朝方しか見えない、有明の月とか 朝まで待っていたが来なかった人(ホトトギス)など 初夏の歌のようですが、さみしさが こみ上げてきます。
コロナウイルスで 不要不急の 外出が出来ませんんで 百人一首でも パラパラめくっています。  小林昭男