2020年06月10日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 後半の人生、どう生きるか。

私は、十五歳から七十五歳まで連続して働きましたが、病気などで長期的に仕事を休んだことは 有りませんでした。仕事を辞めた時も多少の老いを感じましたが 仕事が出来ない訳では有りません。永い間働き詰めで ソロソロやめるか、そんな気持ちでした。
でも最近、歳を取ったなと 感ずる時があり、愕然とする事が有ります。当然の事ながら 七十歳後半になれば 病気、老齢、死と 考える訳ですが 他人の事の様な気持ちでした。
朝の目覚め、体のあちこちの痛み、記憶力 友人先輩の死 そんなことを 朝早くから目覚める最近、チラチラと考える事が有ります。
4,5百年前は 人生五十年でした。信長が愛した(敦盛)では  (人間五十年、下天のうちに比ぶれば 夢幻の如くなり、一たび生を受け 滅せぬことのあるべきや)でした。
今では八十五歳は 当たり前の時代になりました。死は当たり前の現象です、これを覆すことは絶対にできません。それでは今からの十数余年、如何に生きるべきか、有意義に生きるべきか、楽しく生きるべきか 過去を悔やむべきか。
折角いろいろな経験を積み、荒波を超えて、生き残って来て 体力は兎も角、一番充実していると、自分に言い聞かせ 興味のある事には顔を突っ込み、今まで出来なかった事に挑戦し 感動できる幕開けだと 思ってみたりしています。後期高齢者の皆さん 永い間年金を掛けたものを 利息を付けて頂いていると思い 堂々と檜舞台を 演じようでは有りませんか。組合の方々にはまだ、後期高齢者はいませんが、気が付いた時にあたふたするよりも、今のうちから、認識することは良い事だと思います。
小林昭男。