2019年07月10日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 心に残る童謡です。ふるさと

兎追いし、彼の山 小鮒釣りし彼の川 夢は今も廻りて忘れ難き故郷 

私の友人の山本さんは、どうしても 教員になりたくて 北海道の中標津町に行って、中学校の先生になりました。晩年、 いつも故郷の 話をしていました。今の生活が 決して不幸では ないのですが。故郷の相川で 遊んだ話、近所の 武田神社の話などでした。
如何にいます父、母 恙なしや友がき 雨に風につけても  思いいずる故郷
結局、山梨県には帰れませんでした。転校され、茨木で病死しました。
志(こころざし)を果たして いつの日か帰らん 山は青き故郷 水は白き故郷。
遠く離れている お母さんやお父さん、同級生は、どうしているか、俺より偉くなっているか 夜寝ながら いるも考えていたそうです。
この歌の作詞は:高野辰之 作曲は:岡野貞一ですが 何作も童謡を造っています。 『春が来た』 『春の小川』 『もみじ』 『おぼろ月夜』 等 小学校で歌った唱歌です。
山本さんは、電話の先で、この、ふるさとを 口ずさんでいました。 小林昭男