2014年09月21日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 日本の美しい言葉 我慢(忍耐)

戦後 日本を築き上げた世代にとって『我慢』と言う言葉は とても大切ですばらしい意味
を持っていました。
己の わがままな欲望を抑えて あらゆる 逆境を耐え忍ぶ 『我慢』は 人間の生き方
としての 原動力になっていました。
このように 『我慢』 と言う言葉は 日本人の美徳として 忍耐と同意語で 使われて来
ましたが 仏教で言う 本来の意味は 少し違うという 学者がいるようです。
我慢の 慢は 慢心とか、自慢の意味ですので (自分を偉く思い他人を軽んじる事)と
解釈しています。
確かに辞書を引いてみますと 自分より劣った人に対して 自分は優れていると自慢する
と有ります。 仏教はともかく 最近の若者は 我慢、忍耐の心が 無くなり すぐ、カッと
なり 他人を殺傷し 自分の人生を 台無しに することが多いようです。
日本も 大変裕福になり 景気が悪いといっても 餓死する人はいません。しかし何か
心に満たされないものが あるのでしょうか。 意味も無く人を殺し 理由を聞けば ただ
人を殺したかったと いいます。 人間の心は お金に変えられない 何かが有るので
しょう。  平成26年9月21日   フレンズ 小林