2016年05月26日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 昔を思い出しました

先日 家の中を整理した際 古い小倉百人一首ができました。
子供のころはカルタと同じように坊主めくりをしたり、意味も解らず 下の句
を並べ 上の句を読んで 取り合った遊びをした事を思い出しました。
私の好きな歌は 天の原 振りさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
でしたが なぜか 紀貫之の 人はいざ心も知らず古里は 花ぞ昔の香に匂いけ
る を必ず取った記憶があります。この歌の意味は 人間は故郷を離れ いろい
ろの場所で 活躍し成長し変わってきますが 故郷は昔の儘で、同じように、花が
咲 雲が流れ 昔の面影を残している と言う意味かと推察できます。
白くこすれた後もあり歴史を感じ しばし 仕事の手を休めて読んでしまいま
した。
小倉百人一首は平安時代の後期~鎌倉時代の初期に 藤原定家が編集し 京都
嵯峨野の別荘 小倉山のふすまに書いたのが始まりだと言われています。
天皇陛下、公家、僧侶や女官などの歌が多いのですが、半分以上が恋愛の歌です
今も、昔も人間の行動は同じような事でしょうか。
フレンズ  小林昭男