2018年08月13日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 本物の男は【天野屋利兵衛】


最近話題になって居る、アマチアボクシングの会長は、俺は歴史の男だとか、男の決断とか、行っています。本当の男は、播州赤穂の天野屋利兵衛 ではないでしょうか。

浅野内匠頭の 無念を晴らす為、仇討ちを決意した大石は、最初に相談したのが 天野屋利兵衛でした。
利兵衛が商売に失敗し 倒産した時、救いの手を差し伸べたのが、播州赤穂5万3千石の浅野家でした。(この男は男気が有るからつぶしてはならぬ、)と【赤穂塩】の販売権を、利兵衛に 与え資金援助をし、今では大商人になって居ました。
大石内蔵助から相談を受けた利兵衛は(こんな大切なことを利兵衛ごときにと、涙を流して引き受けました。
相談の内容は、狭い屋敷な中で、しかも夜 戦うので、短く、幅の広い、折れない 刀を造ることでした。
利兵衛が、商品として扱っている中に良質の刃金が有る事に気づき、西栗倉村に、優秀な刀鍛冶を集め、刀の製造し着手しました。ここなら、吉良邸や、上杉家の探索にも安心して製造できます。利兵衛は、湯湯治と言いながら頻繁に 但馬の、西栗倉村に来て、仕事を見守りました。
刀鍛冶の家族にも仕事場は秘密で、武器を作り終えるまでは外部との接触を禁じていました。完成した武器は、隣藩の
本多肥後守、森伊豆の守、脇坂淡路の守の好意により 領地を通り 武器は、茅の中に包み 海路で江戸へ運び 仇討ちを成功させたのです。(1702年12月14日)
後に幕府につかまり、取り調べ、尋問された時
【天野屋利兵衛は、男でござる】と言い 一言も口を利かなかったのです。仇討ちの陰には、利兵衛の深山幽谷の苦労が有ったのです。
こう言う人が、男 だと思います。会長さん今後は後進に道を譲り、若い選手にエールを送ってほしいと思っています。 フレンズ小林
 中:利兵衛の墓 右:内蔵助像、泉岳寺