2019年04月13日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 桜が、はらはらと散っています。


昨日の天候と 打って変わり、今日は穏やかに晴れ、気温も上昇しています。きっと1100年前も 同じような天候だったのでしょうね。

『ひさかたの 光のどけき 春の日に 静、心無く 花の散るらむ。』
紀の友則の代表作ですね。
ひさかたのは、(光)の枕詞 (こんなに日光が、穏やかに 差し込んでいるのに なぜ、桜は、落ち着きなく、はらはらと散っているのでしょう。)こんな歌だと思います。
紀の友則は、ご存知の 紀貫之(土佐日記)の従兄弟です。
官位は あまり高くはなかったようですが、歌人としては  宇多天皇が、親王の頃、近習として、お傍に 仕えています。
古今集の撰者で、三十六歌仙の一人でもあり 古今集には  四十七首 収録され、貫之、躬恒に次いで 3位です。古今和歌集の 撰者に任命されてから、間もなき病に倒れました 享年、50才有余だったそうです。  小林昭男