2018年03月09日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 梅の花が満開です。

梅の花と言えば、真垣平九郎でしょう。江戸時代の馬術の達人、皆さんご存知
の事ともいます。寛永11年菩提寺の 芝道成寺を参拝した、三代将軍徳川家光
公は帰路、愛宕山(45m)山頂に咲く、梅の花をにつけ、(誰か、あの梅の花
を取って来る者はいないか)と近習に問いかけました。愛宕神社の拝殿までは
40度の急こう配石段は85段ある男坂、女坂は109段で少し勾配が穏やか
でした。このこう配を見ただけで 並み居る武将は顔を見合わせ、誰一人とし
て名乗り出ません。その時讃岐の城主、生駒隆俊が(我が藩の馬術指南、真垣
平九郎に申しつけ下され)と申し出ました。将軍や、居並ぶ旗本の前で失敗し
たら切腹は、ま逃れません。平九郎は覚悟を決めて、将軍に一礼すると 石段
を、一気に駆け上がりました。7合目あたりで立ち止まり センスで馬の左目
を隠し階段の下が見えない様にし 馬の首を静かにたたき駆け上がりました。
そして白梅と、紅梅を折り襟に刺し 降りようとしました。将軍は危険を感じ
女坂から下る様に合図をすると、平九郎は、早く降りろと言ったと勘違いし
そのまま男坂を降り、将軍に花を差し出したそうです。将軍は大喜びで(日本
一の馬術の名人)と褒め讃え、自分の脇差を自ら与えたそうです。
フレンズ  小林