2021年11月16日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 秋から冬に移る唱歌、冬げしき

令和3・11・16日 ♬♬ さ霧消ゆる港江の舟は白し 朝の霜 ただ水鳥の声はして いまだ覚めず 岸の家  ♬♬ 一番は、寒い冬の朝、霜が船や、家の屋根にかかり真っ白くなっていて かすかに鳥のさえずりがしているが 入り江の人々はまだ起きてこない、静かな朝を歌っています。♬♬ カラス鳴きて 木に高く 人は畑に 麦を踏む げに小春日の のどけしや かえり咲きの 花もみゆ ♬♬ 二番は 今、ほとんど見ない麦踏み:(茎の伸びすぎを防ぎ、根張りを促進する)を家族みんなで踏んでいる、小春日和で温かく 春の花が間違えて咲くほど のどかな風景を歌っています。♬♬ 嵐吹きて 雲は落ち 時雨(しぐれ)降りて 日は暮れぬし、灯の漏れこすば それと分かじ 野辺の里♬♬枯らしが吹き 厚い雲に覆われ 雨まで降ってきて あたりは暗くなり 家の隙間から 木漏れ灯が見えなければ 家が何も ないようだ と三番は言っています。冬景色と言う唱歌です。

これは文部省の唱歌ですが、作詞作曲は不明だそうです。こんな素晴らしい歌うを、だれが作ったんでしょうね。今では想像すら、できない、里の風景ですね。秋から冬に至る今の童謡です。