2021年10月25日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 秋にちなんだ和歌 藤原顕輔

令和3・10・24日  昨夜は、晴れて冴えわたる夜空に 月や星が美しく見えました。
【秋風に たなびく雲の絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ】 左京太夫顕輔(あきすけ)作
京都右京区、大覚寺では、中秋の名月を観る会が開かれ、境内の池に 竜頭船を浮かべ 月見を楽しみます。
藤原の顕輔は、崇徳院にささげた歌会で、この和歌を披露しました。秋の澄み切った夜空に 雲が流れ その合間からこぼれる 月光の美しさを読んでいます。
白河上皇の近臣でしたが、同僚に陥れられ 上殿できなくなりましたが、疑いが晴れて 従三位昇進したそうです。
昨夜は、良く晴れて、北極星(ポラリス)の上に カシオペア座(Mの足が開いたような)がきれいに見えました。
私は 百人一首の中では (奥山に 紅葉踏み分けなく鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき(猿丸太夫) ②天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(安倍の仲麻呂)
が 大好きで、必ず取りましたます。みんなが取らせてくれたのでしょう。  小林昭男