2020年08月14日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) mokuseito土星のデートを見よう。

二日前、久し振りの晴れた夜空、色々な星が見えましたが 目に入ったのは、やはり木星と、土星のコラボでした。真南から少し左側、明るく輝く木星 その左側にそっと寄り添った土星。上を見ると、わし座のアルタイル 白鳥座のデネブ、こと座のベガ 夏の大三角が はっきり見えています。
綺麗な環を持っている 惑星の土星、20倍以上の望遠鏡では 環も見えると思います。その土星の表面はなんと、マイナス185℃の寒い世界です。1810年、ガリレオに発見されて以来 望遠鏡の技術が進み 衛星も82個以上あり、53個に名前がついています。タイタンもその一つです。宇宙探査機ボイジャーの報告では 土星の表面は 時速1800kmの風が吹き アンモニアやメタンガスに 覆われているそうです。あんなに小さく見える土星も、地球の764倍もあり、核は有るものの ほとんどが、ガスで出来ているので、質量は地球の95倍くらいと かなり軽い惑星だと 解って来ました。
私達が住んでいる地球の、銀河系宇宙 2000億個の星が輝いていますが、一つ一つに、物語や歴史が有り、壮大なロマンを秘めています。晴れた夜には、空を見上げてみましょう。  小林昭男
国立天文台画像参照

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