2015年04月15日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 我武者羅(ガムシャラ)の意味

(血気にはやり無鉄砲な人、向こう見ずに振る舞う我武者に 接尾語(羅)をつけて
『我を張る武士』 が語源のような気がします。
お経本の中に 我貧り と言う言葉がありますが 読んで字の如く 我を主張して
勝手気ままに振舞う行動を表したものです。我武者羅の語源には諸説があり
一概には言えないそうです。
『我無性』もその一つだそうです。物事を固定的に考えなく柔軟に振舞うことですが
良寛さんが五合庵で旅人をひと晩留めたとき鍋にお湯を入れ 足を洗うように暖かく
迎えてあげました。その同じ鍋で 暖かいうどんを作り旅人の空腹を満たしてあげま
した。翌朝 又同じ鍋で 顔を洗う為の水を汲んできました。旅人は驚き、これは
(昨日足を洗った鍋ですか?)と問うと 良寛さんは ああ、そうだよ、早く顔を洗い
なされ と言ったそうです。 これも ものにこだわらない 我無性のよい例です。
私たちは、自分の地位、名誉、プライドを捨てて 丸裸の自分と向き合うことも
たまには必要だと思うこともあります。 一つの言葉にもいろいろな意味があり 楽し
いですね。
フレンズ 小林