令和3・8・25日 ♬♬ 春高楼の花の宴 巡る杯、影さして
千代の松ヶ枝、分け井出でし昔の光、今いずこ♬♬
明治12年8月24日生まれ、わずか24歳でこの世を去りました、滝廉太郎の作曲 皆様ご存じの 荒城の月です。 ♬♬ 秋陣営の 霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うる剣(つるぎ)に 照りそいし 昔の光今いずこ♬♬
故郷、大分県を 父親の転勤(大蔵省)東京に出て、芝、佐久間町で生まれました。その後富山県を経て 故郷の大分県に戻りました。
♬♬ いま荒城の夜半の月 変わらぬ光 他が為ぞ垣に残るは ただカズラ 松に歌うは ただ嵐♬♬
小学生のころ、富山城(場内の官舎にいた)3年後に かえった、故郷の大分県の岡城が 脳裏に焼き付いていて 荒城の月を作曲したと伝えられています。
作詞した土井晩翠は 仙台市青葉区で、裕福な商家に生まれ 父親も和歌の名手だったそうです。東京音楽学校(現東京芸術大学)時代に 荒城の月を 作詞していました。公募で、滝廉太郎が作曲し 中等唱歌に選ばれ、大ヒットしたそうです。
土井晩翠は、故郷、仙台の青葉城、福島県の鶴ヶ城を 散策しながら 荒城の月を作詞したそうですが 強者(つわもの)どもが戦の明け暮れ、最後に残った石垣の哀れさが、目に浮かびます。
♬♬ 天井影は変わらねど 栄枯は移る世の姿 写さんとてか 今もなお♬♬
今、日本中でコロナとの戦っていますが、早く殲滅する様、祈るばかりです。