月別アーカイブ: 2018年11月

2018年11月29日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 与謝野晶子はペンで 戦争反対を訴えました。


【ああ、弟よ 君になく 君 死に給うなかれ

末に生まれし 君なれば 親の情けは 勝りしも
親は 刃を 握らせて ひとを 殺せと教えよや・・・・
 
最近の大統や首相には、独裁的、国粋者的な人が 人気があるようです。アメリカ、中国、フィリピンなど数えきれません。自分の国だけが良い という考えでしょうか、ですから世界中 何処かで 戦争が起こっています。
明治37年(1904年)与謝野晶子が発表した、非戦の心情を歌い上げた【君死に給うなかれ】の書き出しです。
日露戦争勃発の年 日本中が、国家の為に死ぬことは 名誉で在り 義務だと 教えられていていた時代 大変な騒ぎになったようです。国賊とも 言われてと言う事です。
与謝野晶子の実家は、大きな菓子問屋で 何不自由のない生活をしていましたが、詩人与謝野鉄幹と 22才で結婚し 詩人としての 頭角を表わしました。
【人を殺して死ねよとて 24までを育てしや
中略
君死に給うことなかれ すめらみこと(皇尊)は戦いに
おほみずからは 出でませね 互いに人が血を流し
けもの(獣)の道に 死ねよとは 死ぬる人の誉れとは・・
もっと 続きますが、何時の世にも 戦争は悲惨です。
与謝野晶子は勇敢にも ペンで 国に戦いを 挑んだと思います。勇気ある素晴らしい作家です。尊敬しています。  小林昭男
中:与謝野鉄幹       

2018年11月29日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 冬ごもりを利用しながら子孫を増やしています。


ツバメや、カッコウなど夏鳥は 既に南に旅立ち、冬鳥のカモや白鳥が 長い旅を終えて三々五々 河川や沼で寛いでいます。クマの冬眠は 別として 亀や、ヤマネなどは、温度が下がると 仮死状態になり 意識すらありません。日本カメの冬眠は 土の中だと 私は思っていましたが、河川や沼に 横穴を掘り、水につかって冬眠するそうです。一つの巣穴に、7から10匹もいる事が 有るそうです。

冬眠は彼らの、婚活場でもにもなって居るそうです。
夏場、彼らは川や沼で のんびり暮らしていて、動作が鈍いので 中々お嫁さんが 見つからない彼らは、冬眠場所を 婚活場所に 考えたらしいのです。ばらばらだった行動を、一か所に集め 交尾が出来るので 種族保存の 確率を高めたと 思われます。
冬眠から覚めた 雌カメたちは、相手を探すことなく、産卵できるのです。温かくなった4月下旬から5月にかけて、陸に上がり 日光浴をしたり、食事をしたりに毎日でです。5月の中旬、緑の草が、踏み倒されたカメ道 産卵に向かう亀道を追って、シマヘビや、青大将が、その路を通る 常連にもなって居るそうです。小林昭男

2018年11月27日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 星の詩なのに星の字が無い、不思議


昨日、山梨でも霜が降りました。

寒くなった 今の季節の 百人一首、皆さんよく ご存じの人 中納言家持(大伴家持)の一首です。この詩 星の事を言っているのに 星と言う言葉がない不思議な詩す。
【かささぎの 渡せる橋におく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けるにける】
カササギの渡せる橋は 天の川の橋の事です。
わし座の牽牛(アルタイル)と こと座の織姫(ベガ)が七夕の夜 一年に一回の 逢瀬の時、天の川を渡らせ様と カササギが 翼を連ねて 橋を造った古事によります。天の川に散らばった星を 霜の様だと 表現しています。
寒々とした、天の川を見ていると その美しさに 夜も更けてしまった。と解釈できます。
大伴家持(やかもち)は 大伴の旅人(たびと)の子息で 36歌仙に入る歌人です。万葉集に一番多く(473首)登録してあり 万葉集の主選者として 大和朝廷以降の詩歌に 巨大な 足跡を残した歌人です。 小林昭男

2018年11月27日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 東の空を見てみよう


組合の皆さん、晩秋も終わりソロソロ冬支度ですね。
さて、夕べの夜空は 空気も乾燥して 冬の象徴オリオン座もはっきり見えました。まず、東の空、少し右(南)寄りに下に

シリウス(地球からは、惑星を覗き一番明るい)その上に、オリオン座 点、点、点と縦の三連星、その右側 青白く輝くリゲル 三連星の左には、オレンジ色のベテルギュウス シリウスの左(真東)には小犬座のブロキオン 三連星の上には、おうし座のアルデバラン アルデバランの上(真上)に星雲の様に見える、スバル星団 東の空を見ているだけで、はっきり見える星が こんなにあります。
オリオン座のベテルギュウスは(巨人のわきの下)と言う意味で 文字通り オリオンが 武器を振り上げた わきの下に有ります。地球から500光年も離れているので 今見ている光は室町幕府の 中頃の光です。赤く光っているのは、表面温度が3000℃しかなく(太陽6000℃)年老いた 赤色超巨星です。太陽の800倍の直径を持つ 大きさですので、離れていても 見えているそうです。   小林昭男
左:オリオン座 中:シリウス 右:ベテルギュウス

2018年11月23日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 張継の漢詩を楽しもう。

 


高校の頃、国語の担任の 佐藤喜雄先生に、漢詩を暗記させられました。朱熹、頼山陽などでしたが、私は張継の(楓橋夜泊)が好きで、覚えました。

【月落ち カラス啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺 夜半に鐘声 客船に至る。】

皆さんもこの漢詩を 覚えたと思います。
旅の途中、寝つけない時 夜釣りをして居る 漁船が見え
蘇州、寒山寺の 鐘声が 港に響き合っている、そんな光景でしょうか。寒い晩秋の風景が 目に浮かびます。
張継は 8世紀頃活躍した、官僚であり詩人です。
753年に官僚試験に合格し 有能な官僚として、各地を 歴任しました。退官後は 博識で、公正な政治家として、評判がよく 導師の様に慕われ 風貌も立派だ様です。
おなじ中唐の詩人(杜甫)とは、幼馴染で、親交していたようです。
小林昭男

2018年11月22日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 姫路、小豆島の旅

 


先日、姫路城、小豆島の旅行をして来ました。5年間かけて改装した姫路城、天を突くような 威風堂々とした天守閣、白鷺が舞ったような形は、正に 漆喰の美しさでしょう。築城から400年 姫路地に砦として 築かれてから600年 羽柴秀吉(豊臣)池田輝政、本多忠政、そして松平家 日本の歴史を支えた、重要なお城です。木造では最高峰として、世界に類を見ない 美の象徴です。

次の日には小豆島に渡りました。小豆島には フェイスブックのお友達が 何人もいます。こんな素晴らしい土地に住んでし幸せだと つくづく思いました。
坪井栄の名作 二十四の瞳の 撮影場所にいてきました。当時の小学校、映画も上映していたので、しばらく見てきました。
大石先生が赴任したころ、生活の為に教え子が、料理屋さんに働きに出た事、戦争が終わって戦死したり、目が見えなくなった生徒、なきみそ先生に、自転車を送った場面 その間、七つの子 おぼろ月夜 浜辺の歌 仰げば尊しなど 唱歌が流れていました。私が 中学校の時見た感覚と、辛酸をなめて 大人になった今、思わず涙が出てしまいました。素晴らしい旅行でした。
小林昭男

2018年11月21日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) モズが縄張りを宣言しています。

急に寒くなりましたが、百舌鳥(モズ)は元気に 木のてっぺんで囀っています。(1)モズが枯れ木で鳴いている
おいらは 藁を叩いてる。
綿引車は おばあさん
コットン水車も回ってる。
石原裕次郎が、スキーで骨折し 山梨県下部町の温泉で療養している時、旅館の中居さんから 教えてもらった 民謡だと言ってよく 歌っていました。
モズは秋になると。 高鳴き と言って、鋭い声で 木の先端で
キーキーと鳴き 縄張りを 主張します。そして捕った獲物を木の枝や、バラ線に 刺しておきます。(モズのはやにえ)
(早贄)と書きますが、秋、一番先にとった獲物を 自然に捧げると言う意味で、自然えの 感謝のしるしだそうです?
本当は、他の猛禽類より、足が細くひ弱の為 木に引っ掛けて食べる 習性があるからだと 言われています。
食べようと思ったときに、カラスなどに脅されて そのまま 逃げたかもしれません。又、冬に備えて、保存している説も有ります。詩の続き。
(3)アンサ(兄さん)は 満州へ行っただよ テッポ(鉄砲)が 涙で光っただ モズよ 寒いと鳴くがいい アンサは もっと寒いだよ。
インフルエンザも流行ってきています。御身体ご自愛を。 小林昭男

2018年11月21日 (投稿者: 株式会社フレンズ )

Y-ranndoのお皆様、ご無沙汰いたしました。パソコンがやっと治り、復帰いたしました。季節もやっと晩秋を迎え 私の近くの山梨学院大学の街路樹うも、赤く燃えています。(表題の写真)
【奥山に モミジ踏み分け鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき】36歌仙の一人、小倉百人一首の五番目に載っている、猿丸太夫の最高傑作です。猿丸太夫は8世紀くらいの人ですが、あまり、はっきりした 記録が有りません。歌人であり、神官だったようですが お墓や、碑が多数 見つかっています。
晩年は、越中八尾村小井波で、温泉などにつかり 悠々自適な暮らしをしていたようです。
鎌倉幕府の後半、執権北条時頼が 各地を回遊した折、この近くに滞在し 故郷を思い出し、(鎌倉)と名付けた地名が 近くに滞在しているようで、歴史の面白さを感じます。       小林昭男