月別アーカイブ: 2021年11月

2021年11月23日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 月落ちカラス啼いて霜天に満つ

令和3・11・23日 雨上がりの今日の散歩、寒くなりました。周りの山も、十朗川を渡る風も、すっかり冬にバトンタッチです。
山梨学院大学の南側、メタセコイアも、すっかり茶色に染まり、今までの面影は有りません。ケヤキの大木も、アメリカフウも、はらはらと散っています。校舎の南にあるトウカエデは、ほとんど葉が落ちて 地面を赤く染めています。最近は春と,秋が 短くなったような気がします。こんな初冬になると 1200年ほど昔 中国蘇州の景色を歌った 張継の詩を思い出しました。
【月落ち カラス啼いて霜天に満つ
 江楓の漁火 愁眠に対す
 姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘声 客船の至る】
張継の 楓橋夜泊 皆さんご存じの有名な詩です。高校生のころ、暗記させられました。
夕方 カラスの鳴き声と共に 一面、霜に、覆われそうに 寒くなります。川沿いの柳や、漁火が 旅に疲れた目に ちらつきます。 うとうとしていると、蘇州郊外の寒山寺から 夜半を告げる 鐘の音が 私の乗っている船の客室まで 聞こえてくる。そんな詩でしょうか。因みに、寒山寺は、蘇州郊外より5Km位離れた 臨済宗のお寺です。
私は昔から秋から冬に移り行く この季節は好きではありませんでした。やはり、春から夏の暑さが大好きでしたが、最近は時間があって、過去のことを考えていると 趣があっていいかな、と 思うようになりました。小林昭男
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6横山 正樹、村田豊樹、他4人

2021年11月16日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 秋から冬に移る唱歌、冬げしき

令和3・11・16日 ♬♬ さ霧消ゆる港江の舟は白し 朝の霜 ただ水鳥の声はして いまだ覚めず 岸の家  ♬♬ 一番は、寒い冬の朝、霜が船や、家の屋根にかかり真っ白くなっていて かすかに鳥のさえずりがしているが 入り江の人々はまだ起きてこない、静かな朝を歌っています。♬♬ カラス鳴きて 木に高く 人は畑に 麦を踏む げに小春日の のどけしや かえり咲きの 花もみゆ ♬♬ 二番は 今、ほとんど見ない麦踏み:(茎の伸びすぎを防ぎ、根張りを促進する)を家族みんなで踏んでいる、小春日和で温かく 春の花が間違えて咲くほど のどかな風景を歌っています。♬♬ 嵐吹きて 雲は落ち 時雨(しぐれ)降りて 日は暮れぬし、灯の漏れこすば それと分かじ 野辺の里♬♬枯らしが吹き 厚い雲に覆われ 雨まで降ってきて あたりは暗くなり 家の隙間から 木漏れ灯が見えなければ 家が何も ないようだ と三番は言っています。冬景色と言う唱歌です。

これは文部省の唱歌ですが、作詞作曲は不明だそうです。こんな素晴らしい歌うを、だれが作ったんでしょうね。今では想像すら、できない、里の風景ですね。秋から冬に至る今の童謡です。

2021年11月11日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 近所付き合いは大切です。

初冬のひと時、現役のころは仕事帰り、仕事仲間と鍋を囲みました。特に最近はコロナ禍で 家庭で夕食を 済ますことが多くなりました。友人を呼ぶとなると お料理にも手が込んできます。でも、気軽にご近所の方々と、たまには雑談しながら いっぱい飲みたいですね。
フランスでは アペリテイフ(食前酒)と言う言葉がありますが 食事の前に お酒を飲みながら 簡単なおつまみで、ホームパーティーをする方法もあるそうす。そのほか、時間、空間と言う意味もあり 気楽に友達同士で 語り合う意味も含んでいます。
はっきり開始時間は決まっていなくて、夕暮れになると、食事の前に始め シャンパンや、ワインを楽しみます。おつまみはクッキーの上にサーモンや、ピクルスを載せ、一口ステーキもあって気軽です。あくまでも食事の前の 集まりですので、1,2時間で解散し 各々家で夕食は取ります。
日本では簡単に、お茶漬けを出してもいいでしょうね。
少し工夫して、ご近所同士、友達同士で 集まり、雑談することは、大切です。向こう三軒両隣 和気あいあいと 暮らしたいですね。孤独が一番の敵だそうです。先日来電車の中での殺傷、放火事件 犯人は取り調べで、孤独を訴えているそうです。
小林昭男

2021年11月11日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) シジュウカラが近くの公園にいます。

令和3年11月11日 放射冷熱でしょうか、今朝の冷え込み 寒かったですね。木々も秋から冬へと冬支度、葉っぱを落とし栄養分を幹や根っこに運びます。散歩をしていると、ツーピー、ツツピーとシジュウカラの声が聞こえます。この時期になると里山から、公園や庭先に降りてきます。繁殖期には つがいの姿が見られますが、普段は、他のカラ類と 群れていることがあります。(カラ類:コガラ、ヒガラ、ヤマガラ等)枝から枝に飛び回り、蛾の幼虫や、アリなどの昆虫、木の実なども食べています。秋から冬にかけては 地上に降り、植物の種子を 食べています。我が家のえさ代にも、時々顔を見せてくれますが、警戒心が強く 写真を撮らせてくれません。でも、電線や ブロック塀などにいる事がありますので、見てください。あの黒いネクタイが目印です。
十朗川では、白鷺が子魚を狙って、朝から忙しく飛び回っていました。体力をつけて、寒い冬を乗り切ってほしいですね。 小林昭男

2021年11月03日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) ホースズネック飲んでみよう

私の散歩道の木々も紅葉し、一層秋が深まり 落ち葉が風に乗って  さらさらと舞い落ちています。この季節になるとお米、雑穀類、イモ類 の収穫が終わり、お祭りがあちこちで始まります。  欧米でも各地で収穫祭を 祝う習わしがあります。特にホーセズネックは 人気のお酒の様です。私たちが20代のころ ハイボール、ブラジンなど、泡立つお酒が 流行っていたような気がします。
ホーセズネックは ブランデーを、ジンジャーエールで割って レモンの皮を ラセン状に ブランデーグラスに掛ける おしゃれな飲み物でした。(略してブラジン)さらさらした泡と、ブランデーの甘さ、レモンの香りがして おいしかったですが、あまり今は 見かけません。名前の由来はいろいろ有るようですが ケンタッキーの草競馬で、縁起がいいと古くから愛飲されていた、また ルーズベルト大統領が、ブラジンを飲みながら、愛馬にまたがっていた などと言う説があり(幸運な酒)と言われています。でも馬の首と、お酒では、あまり関係ないようですね。日本では 【白玉の 歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに 吞むべかりりけり】(若山牧水)と言う人もいますので。とにかく おいしいお酒を飲みながら、収穫した農産物に 感謝しながら 秋の夕べを 楽しむ事が大切ですね。   小林昭男