2014年09月01日 (投稿者: 株式会社泰栄企画 ) 高校オープンスクールにて

中三の娘が、某高校のオープンスクールに参加したので、私も数学と英語の体験授業を、後ろの方で参観しました。そこで面白かったのは、数学の確率の授業でした。

まず先生が、「クラス40人の中に同じ誕生日の人がいる確率は、高い方ですか?低いほうですか?」と質問しました。すると、大多数の中学生と保護者が「低いと思う」と答えました。私も低い、と思っていました。

さて、本当にそうなのか、条件確率で計算してみましょう、と先生の講義開始。まず、誕生日が異なる確率を考えます。一人の誕生日に対して2人目の誕生日は残りの日だと考えますので、二人の誕生日が異なる確率は、364/365。三人目の誕生日が異なる場合は363/365。このようにして、40人目まで出していき、「すべての人が誕生日が異なる」の反対なので、最後に1からこの確率を引けばよいのです。

364/365×363/365×362/365×361/365・・・・・326/365=0.1088・・

出したい答えは、1-0.1088=0.8912 なので、

89%の確率で、同じ誕生日の人がいる」という答えだったのです。自分の思い込みと、実際に計算して出した答えとでこんなに大きな開きがあったので、とても驚きました。数学って面白いんだなんて学生の頃はちっとも思いませんでした。恐らく学生の頃は、面白い!なんて事を考えようともせずに、通り過ぎてしまった事。

これから沢山の事を学べる娘を羨ましく思いました  。

(株)泰栄企画 工藤でした。