2019年04月22日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 紙幣が5000円(樋口一葉)交代ですね。


5000円札、折角 樋口一葉だったのに 変わってしまいますね。一葉は 東京都千代田区で生まれましたが、ご両親は山梨県出身です。有名な【たけくらべ】は明治28年雑誌(文學界)に 一年かけて連載されました。父親や、兄が次々に亡くなって、生活苦の中で、青春を過ごしました。この作品を書く前、家族と共に 龍泉寺町の 長屋に引っ越し、雑貨や、玩具の店をはじもましたが、商売が思わしくなく 本郷丸山福山町に引っ越し そこで本格的に 小説を書き始めたそうです。龍泉寺町の生活の中で、(たけくらべ)は生まれて様です。

明治29年から、14か月の間に (おおつごもり)(たけくらべ)(にごりえ)(十三夜)(わかれ道)など 次々に代表作を発表、中でも(たけくらべ)は 森鴎外や、倖田露伴に 絶賛されました。
(たけくらべ)は 女郎になる運命の 美登利と僧侶の息子、信如少年との 純粋な心の触れ合いや、下町で暮らす、当時の子供たちの 生活や遊びが 生き生きと描かれ 一般の小説が少なかった時代、脚光を浴びたそうです。 又、歌人としても有名で、夏子と言う ペンネームで、4000首あまりの、詩を詠んでいます。いろいろな苦労が重なって、25才の若さで亡くなりました。
小林昭男