2019年10月13日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 夏の星座が、西に傾いていきます。

超大型の台風19号が 近づいています、警戒をお忘れなく 最大風速70mだそうです。一昨日の夜(9日)美しい秋の夜空でした。
夏の大三角、アルタイル(わし座)ベガ(こと座)デネブ(白鳥座)が西空に向かい 寂しくなります。
七夕の時、アルタイルと、ベガの話を書きましたので、白鳥座の事を 書いてみます。南十字星に対抗して 白鳥座を 北十字星とも呼びます。天の川の真ん中に 翼を広げる姿は、大神ゼウスの 化身だそうです。夏の三角の中では一番小さく見えますが(ベガが一番)大きさは 太陽の200倍  質量は太陽の15倍 放つ光の量は なんと、太陽の5万4千倍 も有るそうです。しかし、1400光年も離れているので 小さく見えるそうです。仮に太陽を この距離から見ると 14等星にしか 見えませんので、普通の望遠鏡ではとても見えません。
白鳥座の頭にある、アルビレオは、宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』にも出ていますね。
デネブの近くに 北アメリカ大陸の様な 散光星雲、北アメリカ星雲が 有りますが、2000光年も離れているので、肉眼では見えませんが 鮮やかな大星雲です。日本列島が縄文人から 弥生人系に成った頃の光を 今見えています。
宇宙は膨大です。こまごました事は しばらく忘れて たまには 天体を見上げる事も 大切だと思います。 小林昭男