2021年06月11日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 夫婦星、アルクトウルス、スピカが 見えます。

蒸し暑い日が続いています。雲が切れた合間に 夜空を見上げてみましょう。頂上付近に、赤みを帯びた 明るい星が見えると思います。麦を収穫するころ 光り輝く星(牛飼い座のアルクトウルス)です。
北斗七星が見えると、柄の部分の 延長沿いにあります。もう少し延長すると、おとめ座の スピカが見えるはずです。スピカは青白く輝いているのは 表面温度が9600度もあるからです。
アルクトウルスは 熊追い星、(大熊座の後を追いかけている)入梅時に見えるので、五月雨星ともいわれていますが、春の大曲線や、春の大三角(スピカ、デネボラ、アルクトウルス)の一員です。
でも、後期高齢者の星で 71億年も前に生まれて 最後の光り輝きです。力尽き、段々膨らみ 赤色巨星になってきています。
あまり星が見えない くらい星空を輝かせる アルクトウルスとスピカ 夫婦星と呼んで親しまれています。
でも、アルクトウルスは地球から、37光年 スピカは、260光年 離れていて 二人は、223光年も離れています。光の速さで逢いに行っても 223年もかかってしまいます。宇宙の話は壮大です。徳川時代の中期に逢いに来て、今年やっと逢える、かなり気の長い話になりました。     小林昭男