2021年02月09日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 早春賦、梅一輪一輪ずつの温かさ。 

昨日まではポカポカ陽気、今日は一転して北西の季節風 寒い日になりましたが、薄紙をはがすように、春になるんでしょうね。
♫ 春は名のみの 風邪の寒さや
  谷の鶯 唄は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず ♫
私の小中学校の時は、テレビがまだ 普及していなかったのでラジオ専門でした。ピーピー、キューキューなるラジオの音を調整し、聞いていました。2月に入るとよくこの歌が流れていました。
♫ 氷融け去り 葦はつのぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日も昨日も 雪の空
  今日も昨日も 雪の空 ♫
【早春賦】を作詞した 吉丸一昌は 東京音楽学校の教授で 尋常小学校唱歌の編集委員もして活躍していました。以前行った事のある 長野県穂高高原の 風景を思い出して 作詞したそうです。
奥様の実家(大分県)には、一昌の記念館があります。
作曲者の 中田章も 東京音楽学校(現、東京芸術大学)の教授で、45歳の若さで亡くなったので 作品はあまりありませんが、大正時代、昭和初期に活躍した、作曲家です。

めだかの学校、小さな秋見つけた、夏の思い出などを 作曲した中田喜直のお父さんです。中田章の肖像写真です。   小林昭男