2019年05月01日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 目に青葉、山ホトトギス初カツオ


令和元年5月1日 新しい年号で 出発いたします。戦の無い 平和な 令和で有ります様に。

【目に青葉、山ホトトギス、初カツオ】
山梨県出身の 山口素堂の作です。江戸時代の初めの頃、  北巨摩郡(現、北杜市白州町で)生まれました。20才の時、家業(魚市場)を弟に譲り 江戸に渡り 漢学などをおさめ  役所勤めを したことも 有るそうです。1674年32才の頃、 京都に渡り  和歌、茶道、書道を修めました。
日本の食文化は、季節を感じ、季節を頂くのが大切で、旬の物を頂くと 寿命が延びると 言われました。
美しい黄緑色の 若葉を見、綺麗なホトトギスの声を聴き、 新鮮な カツオを食べる 最高の贅沢だったんでしょう。
もう少し待てば、盛りになり、安く買えたものを 値段など関係なく 一足先に食べるのが 江戸の人の(粋)だったんで しょう。
江戸時代、初カツオは 高価なもので【まな板に 小判一枚 初カツオ】と 言われるほどだったそうです。
山口素堂は 我が山梨の 自慢できる歌人の一人です。 小林昭男