2021年08月10日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) さそり座アンタレスを見ましょう

南の空地平線に近いところで、赤く光っているのが さそり座のアンタレスです。天の川の中に、毒針のついた尻尾を突っ込み、東南東から、南南西に進んでいきます。黄道に近いところを通るので、火星などの惑星に 時々並びます。アンタレスはさそりの心臓部分にあり、赤く輝く星です。老齢の星で、だんだん大きく膨らみ 恒星の一生の、最終段階 超新星に近づいています。表面温度も太陽の約半分 3800℃しかありませんが 大きさが半端ではありません。直径は太陽に700倍以上あり 明るさは、太陽の800倍から900倍もあります。そんなに大きな星ですが、地球より553光年も離れているので普通に 一等星と同じに見えます。今見ている光は 1467年前の(室町幕府)の光を見ていることになります。

一般的にアンタレスは、赤い星と呼ばれていますが 時々通る火星も赤く、燃えているような色ですが 両者は、光を競っているようです。アンタレスの語源は ギリシャ語で、アンチ・アレース 火星と競争する、火星に対抗する という意味だそうです。赤さはアンタレスが勝っていますが、明るさは火星のほうが 断然明るいのです。特に雨上がりの夜 天の川の見えるところなら、南の地平線近くのさそり座、アンタレス 見てみましょう。9時ころには、木星も東方から 明るく 輝きながら登って来るはずです。  小林昭男

 

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12横山 正樹、村田豊樹、他10人