2018年05月14日 (投稿者: 株式会社フレンズ ) 恵林寺に行ってみよう。


皆さんご存知の恵林寺、塩山市(合併して甲州市)に有ります。
住職快川上人の『心頭を滅却すれば・・・の話は有名です。1553年武田信玄
により招かれ、恵林寺に入山 信玄の母君、大井夫人の葬儀を指揮しました。
1582年織田、徳川軍により大敗した武田軍の武将が 恵林寺に逃げ込みました。
血気に燃えた織田軍は、逃げ込んだ武将の引渡しを求めましたが 快川上人は
これを拒否 (寺は、武士の抗争には関知しない)と言い放ち寺の層を集めた
山門で読経を始めました。怒り狂った織田軍は、直ちに山門に火を放ち全員
焼き殺しましたが 快川上人も、一筆したため焼死しました。その時の辞世が
【安禅、必ずしも山水にあらず、心頭を滅却すれば、火も自ずから涼し】
禅の心は山や、川で修業をしなくても、邪念を捨て、座禅を組めば、火も
涼しいものである。という意味だと思います。
乾徳山恵林寺は、臨済宗妙心寺派の名刹です。甲斐源氏武田氏の菩提寺として
静かに 塩山小屋敷の地に その歴史をつないでいます。
フレンズ  小林